ソロキャンプ初心者が揃えるもの10選!始め方から注意点まで徹底解説
昨今、非常に人気を集めるソロキャンプ。
家族で楽しむイメージが強かったキャンプですが、同じくらいソロキャンプが注目されています。
そんなソロキャンプを始めるには、何から準備すればいいでしょうか。
実は、思っているよりもソロキャンプを始めるまでのステップは短く、簡単です。
この記事では、実際にソロキャンプを楽しむ筆者が、ソロキャンプの始め方や初心者が揃えるべきキャンプ道具について丁寧に解説しています。
さらに、初心者がしっておくべきソロキャンプの豆知識やマナーも紹介しているため、ソロキャンプ初心者の方は必見です。
ソロキャンプを検討している方、必要最低限のキャンプ道具を知りたい方は、ぜひご覧ください。
ソロキャンプが人気の理由
昨今、人気が高まっているソロキャンプ。
ソロキャンプが人気なのは以下の理由があるからです。
- 一人できままに自然を感じられるから
- 自分のペースで、自分のやりたいことに集中できるから
- ソロキャンプ用にアウトドア用品がコンパクトになっているから
- SNSなどでソロキャンプの情報が広がっているから
ソロキャンプはイメージ通り、自分のペースで気ままに自然を感じられるのが最大の魅力です。
自然を感じながら、好きなときに好きな物を食べる。
自然の音に耳を傾けるもよし、お昼寝するもよし。
非日常を深く味わうことに魅了される人が非常に増えています。
最近はSNSでソロキャンプの魅力を伝えるキャンパーが多く見受けられるため、ソロキャンプに挑戦する人も増えていると言えます。
簡単!初心者がソロキャンプを始める方法3ステップ
初心者がソロキャンプを始めるといっても、何から準備すべきか迷う方も多いはず。
そこで本章では、初心者がソロキャンプを始める方法を紹介します。
初心者がソロキャンプを始めるまでの方法は以下の通りです。
初心者がソロキャンプを始める方法
- キャンプ場を選ぶ
- キャンプ場までの交通手段を決める
- ソロキャンプに必須の道具を揃える
ソロキャンプを始めるまでのステップは非常にシンプル。
初心者でも準備さえしっかりおこなえば、簡単にソロキャンプを始められます。
それでは初心者がソロキャンプを始める方法を詳しく見ていきます。
キャンプ場を選ぶ
まずはキャンプ場を選びましょう。道具を揃えてからキャンプ場を選ぶ場合もありますが、交通手段によって揃えるべき道具が変わるため、最初にキャンプ場を選ぶことをおすすめします。
キャンプ場にはさまざまな特徴があるため、キャンプ場の特徴を理解したうえで決めると安心です。
キャンプ場を決める際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- アクセス
- 施設の充実度(トイレ・シャワー・炊事場はあるか)
- 料金
ソロキャンプで最も重要なのはアクセスです。
この内容についてはこの後すぐ詳しく説明しますが、アクセスにより交通手段が変わるため、揃える道具も変わることを理解しておきましょう。
また、キャンプ場によってシャワーがない場所もあれば、お風呂付きの場所もあります。
譲れないポイントがある方は、施設の充実度を優先的にリサーチしましょう。
最後に、キャンプ場によって料金はさまざまです。
非常に安価なキャンプ場もあれば、比較的高額になる場合もあります。
キャンプ場に到着してから料金が高額だったと後悔しないためにも、事前に確認しておきましょう。
キャンプ場までの交通手段を決める
上述の通り、キャンプ場までの交通手段によって揃えるべきキャンプ道具が変わります。
キャンプ場までの主な交通手段には以下があります。
- 徒歩+公共交通機関
- バイク
- 車
徒歩+公共交通機関の場合、荷物をコンパクトにまとめることが重要です。
そのため、必要最低限のキャンプ道具のみを揃えるのがおすすめです。
バイクの場合は、徒歩よりも重い荷物も持ち運べます。
しかし、バイクに荷物を運ぶ際、バランスに十分注意しましょう。
バイクの操作が難しくなり、事故に繋がる可能性があるからです。
また、雨の影響を受けやすいため、防水袋や雨具の準備は欠かせません。
最後に、車の場合は重い荷物でも持ち運び可能です。
そのため、ソロキャンプだからといってコンパクトな道具のみを揃える必要はありません。
ただし、一人で設営する必要があるため、大きすぎる道具ばかりを揃えるのはデメリットになる場合もあります。
ソロキャンプに必須の道具を揃える
キャンプ場までの交通手段が決まったら、ソロキャンプに必須の道具を揃えます。
ソロキャンプの道具を購入する際に重要なのは、必要最低限の装備だけを揃えることです。
キャンプ道具は揃えようとするとキリがありません。
ソロキャンプですべての道具を持ち運ぶのは非常に難しいです。
また、最近では安価なキャンプ道具も多くなりましたが、購入する用品が増えるほど費用がかさむのは言うまでもありません。
そのため、初心者がソロキャンプを始める場合は、必須の道具のみ揃えることをおすすめします。
初心者が揃えるべきソロキャンプ必須アイテム10選!
上述の通り、ソロキャンプ初心者は必須アイテムのみを揃えるのがおすすめです。
それでは、実際にソロキャンプをしてわかった、初心者に必須のアイテムを紹介します。
ソロキャンプ必須アイテム
- 焚き火台
ソロキャンプを最大限に楽しむなら焚き火台は必須。選ぶ際は収納や片付けのしやすさに考慮しましょう。
※【ソロキャンプ】おすすめの焚き火台18選!焚き火の魅力から後始末まで徹底解説 - グローブ(焚き火用)
焚き火や薪割りの際に手を保護するためのアイテム。本革製のグローブがおすすめですが、軍手でも代用可能です。 - ザック
キャンプ道具の持ち運びを快適にするアイテム。多機能なザックを効果的に使えば、身体の負担を減らして荷物を運ぶことができます。 - クッカー
ソロキャンプの料理で大活躍するクッカー。容量と携帯性のバランスを考慮するのがポイントです。 - テント
ソロキャンプの要となるテント。一人でも設営できるかつ、荷物を置くスペースも確保できるテントがおすすめです。 - チェア
チェアはモデルによって座り心地が大きく変わります。座り心地と収納性のバランスを考慮しましょう。 - 寝袋(シュラフ)
季節によって準備すべきモデルは変わります。ソロキャンプをする季節・キャンプ場の気温を十分考慮してシュラフを選びましょう。 - マット
シュラフの下に敷くことで快適に就寝できる機能を持つマット。固さや携帯性など選ぶ際のポイントはさまざまです。 - ランタン
暗闇を照らす役割のランタンはソロキャンプに必須。ランタンは一つだけでなく、複数個あると安心です。 - テーブル
チェアとの相性が肝になるテーブル。高さ調整できたり、コンパクトに折りたためたりと、多機能なテーブルもあります。
以上がソロキャンプに必須の道具です。上記のキャンプ道具さえあれば、初心者でもソロキャンプを十分楽しめますが、ソロキャンプをもっと充実させたい方のためのアイテムも紹介します。
ソロキャンプをより楽しむためのアイテム
- タープ
日差しや雨を防ぐ役割のタープ。必須アイテムではありませんが、準備しておくと安心のアイテムです。設営を考慮するとコンパクトなものがおすすめ。 - クーラーボックス
食材や飲み物を冷やすためのアイテム。ハードタイプとソフトタイプに分かれているため、好みに合わせて選びましょう。 - コット
コットとは寝具の一つで、ベッドのように地面から高さのある場所で就寝できるアイテムです。通気性に優れており、快適な環境で眠りたい方におすすめ。
以上がソロキャンプをより楽しむためのアイテムです。
キャンプ道具にはさまざまな特徴があるため、ソロキャンプの目的やキャンプ場までの交通手段に応じて、好みのアイテムを揃えてください。
知っておくと安心!ソロキャンプ豆知識
ここまで、初心者がソロキャンプを始める方法や揃えるべき道具を解説しました。
ここからは、知っておくと安心なソロキャンプの豆知識を紹介します。
知識の有無でソロキャンプの楽しさが変わる可能性があるため、ぜひご確認ください。
焚火の薪には種類がある
焚火の際に必要になる薪は針葉樹と広葉樹に分かれており、それぞれ特徴が異なります。
上手に焚火をするためにはそれぞれの性質を知り、使い分けることが大切です。
針葉樹と広葉樹の特徴は以下の通りです。
針葉樹 | 広葉樹 | |
火の付きやすさ | 〇 | × |
燃焼時間 | 短い(1~2時間/一束) | 長い(3~4時間/一束) |
煙の量 | 多い | 少ない |
価格 | 安い | 高い |
針葉樹は火が付きやすく、広葉樹は長く燃える性質を持っています。
一束当たりの薪が燃え尽きるまでの目安は、針葉樹が1〜2時間、広葉樹が3〜4時間と言われています。
1泊2日のソロキャンプで焚火をする場合は、針葉樹と広葉樹合わせて3束は必要です。
家にあるもので代用できるキャンプ道具もある
家にあるもので代用できるキャンプ道具もあるため、キャンプ用に買い直す必要はありません。
既に自宅で使っている道具をそのままキャンプで使えば節約にもなります。
家にあるもので代用できる道具
- ライター
- トング
- ゴミ袋
- 歯ブラシ
- 着替え
- ティッシュ
- 除菌シート
- カセットコンロ
- 調理器具
- 懐中電灯
上記の道具は一例ですが、普段自宅で使っているものがソロキャンプで使えるケースは多くあります。
自宅にあるもので代用できそうな場合は、キャンプ道具として利用することをおすすめします。
服装に気を付ける
ソロキャンプの際の服装は、動きやすく通気性の良い服装がおすすめです。
シーズンごとにキャンプ場の気温は大きく変わるため、服装には十分気をつけましょう。
春・秋
春と秋は寒暖差がある季節です。キャンプ場は特に、思っているよりも日中と夜間の寒暖差が激しいため、気温に合わせて調整できる服装がおすすめ。
日中は長袖シャツなどの軽装で過ごせますが、夜間はフリースやウインドブレーカーがあると安心です。さらに、防寒用のブランケットや手袋があるとさらに安心してソロキャンプを楽しめるでしょう。
夏
夏は日差しが強いため、熱中症に十分注意しましょう。
上半身は通気性の高いTシャツや、UVカット機能のある衣類がおすすめです。
下半身はハーフパンツが快適ですが、虫刺されの可能性があるため、虫よけスプレーやレギンスで対策しましょう。
さらに、紫外線対策としてつば付きの帽子は必須アイテムです。
日焼け止めやサングラスなどもあるとより安心です。
冬
冬のキャンプ場はとにかく冷え込むため、保温性の高い服装が必須です。
インナーは、温かい空気を逃がさず汗を吸収してくれる素材や、裏起毛で保温性が高い素材がおすすめ。中間はフリースなどの保温効果が高いもの、アウターは風を通さないジャケットが適しています。
さらに、厚手の靴下や手袋、マフラーなどのアクセサリーもあると安心です。
加えて、ホッカイロで身体を温めるとより寒さを解消できるでしょう。
冬のソロキャンプは準備が非常に重要です。寒さに耐えられない場合は、帰宅する選択肢も視野に入れましょう。
注意点も!ソロキャンプで守るべきマナー3つ
自然をきままに感じられるのがソロキャンプの魅力ですが、キャンプ場にはマナーがあります。
マナーをしっかり守って、快適なキャンプをしましょう。
ここでは、ソロキャンプの際に特に重要なマナーを紹介します。
- 最低限周囲への配慮をする
- 自然破壊に繋がる行動をしない
- 防犯対策はしっかり行う
最低限周囲への配慮をする
キャンプ場には自分以外にもキャンプを楽しむ人が多くいます。
そのため、最低限の配慮が必須です。たとえば、消灯時間後もスピーカーで音楽をかけたり、ランタンの光を付けていたりすると、周囲のキャンパーの迷惑になる可能性があります。
当たり前のことに注意すればトラブルになることは少ないですが、つい周りが見えなくなることもあるでしょう。
そのため、キャンプ場では常にマナーを意識しておくと安心です。
自然破壊に繋がる行動をしない
キャンプ場での間違った行為が自然破壊に繋がる場合があるため、十分注意しましょう。
自然破壊に繋がる可能性のある行動は以下の通りです。
- 強風でゴミが飛散する
- 焚き火の済をその場に捨てる
- 直火をする
- キャンプ場に生えている木を切る
- ゴミを持ち帰らない
キャンプ場で上記の行動を取ってしまうと、自然破壊に繋がるだけでなく、その後の利用者にも迷惑がかかります。
キャンプ場を利用する際は、来たときよりもキレイな状態にして帰宅することを心がけましょう。
ちなみに、直火は原則禁止とするキャンプ場がほとんど。
そのため、火を起こす場合は焚き火台だけでなく焚き火シートを用意すると安心です。
焚き火シートは、熱や炭から地面を守り、草木の損傷を最小限に抑える役割があります。
さらに、火災のリスクも減るため、安全に焚き火をするためには必須のアイテムと言えるでしょう。
防犯対策はしっかり行う
一人で気ままに楽しめるのが魅力のソロキャンプですが、助けを呼べない一人の状況を狙う事件があるのも事実です。
ソロキャンプを楽しむためにも、防犯対策はしっかりおこないましょう。
ソロキャンプでするべき防犯対策は以下の通りです。
- テントに防犯ブザーを設置する
- テントの入り口にロックをかける
- 周囲に人がいるところにテントを張る
- 管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶ
- 大事なものはテントや車にしまう
ソロキャンプで自然を感じたい方は、防犯対策をすることに抵抗を感じるかもしれません。
しかし、被害に遭っている方がいるのも事実です。
ソロキャンプだからこそ防犯対策をしっかり行い、快適なキャンプを楽しみましょう。
初心者でもソロキャンプは簡単に始められる!
ソロキャンプは、キャンプ場を決め、道具さえ揃えてしまえば簡単に始めることができます。
ソロキャンプ初心者は欲しい道具をすべて揃えるのではなく、必要最低限の道具のみを購入し、荷物をコンパクトにするのがポイントです。
今回紹介したキャンプ道具があれば、初心者でも十分キャンプを楽しむことができます。
ぜひ気に入ったキャンプ道具を揃えて、ソロキャンプを満喫してください。
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