「嫌われる勇気・幸せになる勇気」(アドラー心理学)から学ぶ、幸福な思考・自由な生き方とは
人は、何か新しいことを始めようと思った時、環境を変えようと思った時、
つい立ち止まってしまう生き物です。
なぜ、いつも挑戦できないのでしょうか。
その原因は、「希望を未来へ残すため」です。
挑戦しないことで、無意識に可能性を未来へ託しています。
この記事を読むことで、一歩を踏み出す勇気と、自由に生きる為の思考を共有していきたいと思います。
まず、人生のイベントの一つとして、
プロポーズ、転職、起業、本を出版する、コンクールに応募する、等様々なことがあります。
しかし、
今はお金が無いから・・・3年間、知識を身に着けてから・・・今は忙しいから少し落ち着いたら・・・
これら全て、「希望」を未来へ残すための言い訳となっています。
失敗することを恐れ、言い訳を常につくりだしている状態です。
そのうち、もう年だから・・・
と言うようになり、いつまで経っても前に進めない状態となってしまいます。
過去(経験)が今のあなたを形成しているのではなく、あなたの意志が過去(経験)を利用している
例えば、
過去の「いじめ」を理由に部屋からでれず、引きこもりをしていたとします。
これも過去の「いじめ」が原因で引きこもっているのではなく、外に出たくない、心配してほしい、人と関わりたくない。
という自分の意志があって、過去(経験)を利用しているのです。
全ての悩みは「対人関係」にある
この社会で生きている限り、一人で生きていくことは不可能です。
他人の目が気になったり、他人からどう思われているのかがきになったり。
常に自分を良く見せようとし、他人に嫌われないような「生き方」を選択してしまいます。
このような「生き方」では、いつになっても「自由」を手に入れることはできず、苦しいですよね。
アドラーは自由について、
『自由とは、「職場」「家庭」「学校」から離れることではなく、自分と他者の課題を分離することである』と残しています。
自由とは、自分の気持ちに正直に生きることであって、「他者から嫌われること」なのです。
僕も「嫌われたくない」という気持ちはありましたが、「嫌われたくない」と思っている時点で自分が人生の主人公になれていません。
僕の見える世界、人生が大きく変わったのは、
「他者が自分のことをどう思うかは、自分の課題ではなく他者の課題」
と考えられるようになったからです。
「他者の課題」と「自分の課題」を分けることで人生はシンプルになります。
他者への関心を持つ
信頼〇
信用✖
他者を無条件に信頼する
誰かを信頼した時に、裏切られることを気にしてはいけません。
裏切るか裏切らないかは、あなたの課題ではなく、他者の課題だからです。
信頼することを恐れず、深い関係に踏み込む勇気をもってください。
自分を受けいれ(自己受容)、他者を無条件に信じる(他者信頼)
他者を敵だと思っていると自己受容も他者信頼も生まれないのです。
裏切られたくないから信頼しない。嫌われたくないから周囲の顔色をうかがう。
といったような、痛みや悲しみを避けようとする「生き方」では、身動きが取れなくなってしまいます。
関係を断ち切るかどうかは自分の課題
自分の周囲はこんな感じで成り立っています。
- 10分の1 自分を嫌う人
- 10分の2 自分を好きな人
- 10分の7 どちらでもない人
しかし、自分を嫌っている10分の1ばかりを見てしまいます。
無意識的にかかっているフィルターを外しましょう。
他者、周囲が変わるのを待つのでなく、自分さえ変えることができれば世界が180度変わっていきます。
通学、通勤の景色すらも変わっていきます。
人にとって最大の不幸は自分を好きになれないこと
幸せになるために「他者貢献」をしましょう。
他者貢献とは、共同体にとって自分が有益であり、役に立っていると感じることです。(他者貢献とは目に見えなくてもよい)
自分の言動が役に立っているかどうかは、他者が決めることです。
私は役にたっているという主観的な貢献感があればよい
「幸福感」を言い換えれば、「貢献感」となります。
それは、主観的に自分が役にたっていると思えればよいのです。
常に必要なのは、自分と他者の課題をきちんと分離ることです。(他者の課題に介入しないこと)
全ての人は幸福である
幸福感がないのは、貢献感がないからであって、あなたに貢献感があれば、「幸福」な状態へと変わります。
もし、幸福感を感じられていないのであれば、それは他者の課題に介入している証拠となります。
さらに言えば、
承認欲求(他者から認められたいという気持ち)が生まれるのは、幸福感が欲しいからであって、貢献感があれば承認欲求は必要ありません。
あなたが変われない本当の理由は?
それは、自分を変えるという行動が今までの自分を否定することになってしまうからです。
過去についても、今のあなたを積極的に肯定するために過去を都合の良い思い出に変えてしまうのです。
過去に失敗があったとしても、つらい経験があったとしても、
今考えるとあの時があってよかった。あの時失敗してよかった。というように、
無意識のうちに、あなたの都合に合わせ、過去に意味付けをしています。
人は過去の原因に囚われるのではなく、未来への目的によって動いている
過去にどのような意味を与えるかによって、自らの生を確定しています。
過去のトラウマに左右されるほど、あなたは弱くないです。
今の自分に満足していない場合は、過去に悪い意味付けをし、可能性の中に生きようとしてしまいます。
例えば、
もっと良い教育環境だったら...才能があれば...等
過去に意味を付け、現在の生を肯定しています。
しかし、
本当の意味での過去は存在しません。
ここまで踏み込まなければ、自分を変えることはできません。
過去(経験)を利用せず、「今」を一生懸命に生きる
過去や歴史とは?
歴史とは権力者によって書き換えられていくものです。それは、個人の場合も同じです。
常に、今の目的に合致する過去を探し、利用しているのです。
目的によって過去の意味を自由自在に変えています。
幸せになるために・自分の人生を生きるために
- 自己受容(自分を認める) ※自己肯定
- 他者信頼(無条件で他者を信じる) ※信用
- 他者貢献
僕たちは、「今を生きている」
過去と未来にスポットライトをあてない
過去を利用した生き方ではなく、人生の目的をもう一度考え、人生の主人公になりましょう。
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