ラフロイグの特徴と価値「ウイスキー投資とは?」
この記事では、
- ラフロイグの特徴
- ラフロイグの価格変動
- 資産運用として「ウイスキー」はアリなのか?
について、詳しくまとめています。
ラフロイグの特徴と価値「ウイスキー投資とは?」
ウイスキーと聞くと、ほとんどの方は「飲んで楽しむモノ」と考えると思います。
しかし、現在では投資目的で「ウイスキー」を購入する方も増えてきています。
ラフロイグの特徴
よく言われるのが、
- 正露丸のような匂い
- 病院の中のような匂い
- 薬品のような匂い
など、基本的に嫌な臭いに例えられるウイスキーです。
より正確に言うと、少し塩辛さがあり、海の香りが漂い、飲み終わりに少し余韻を残す、不思議なウイスキーです。
匂いの発生源
ピートとは、大昔の草などの雑草類が枯れて、それが堆積(たいせき)し、次第に燃料などの比較的燃えやすい地層に生まれ変わったものです。
ラフロイグの蒸留所がある島は「アイラ島」と呼ばれていて、この島のほぼ半分以上が、ピートと呼ばれる地層でできています。
多くのアイラ島のウイスキー蒸留所が、このピートを使ってウイスキーに独特の香り付けをしています。
ラフロイグという会社の魅力
ラフロイグという会社は「LOVE OR HATE」という有名なフレーズを残しています。
何を意味しているかというと、直訳すれば「好きか嫌いか」です。
さらに別の意味は「好きな人だけに飲んでもらえればそれで良い、好きでない人は飲まなくても良い」という意味です。
私は、この言葉に驚かされました。
一般的に商売をする会社で、なかなかこのようなフレーズを、大胆に打ち出す会社はないと思います。
このフレーズを堂々と言える、この会社の姿勢にも魅力を感じました。
現に、イギリスのチャールズ皇太子もお気に入りのお酒だということです。
それが理由か定かではないですが、
実際にこのラフロイグというお酒は、
イギリスでは王室御用達のお酒なのです。
ウイスキーが資産になる時代?
ラフロイグ18年
「現物投資」という言葉をご存じでしょうか?
これは、現物を長期保有することで、そのものの価値が大きくなっていくことです。
たとえば、
今から100年前に完成したワインを当時購入していたします。
それを飲まずに長期保有すれば、そのワイン自体が大きな価値となります。
なぜなら、
そのワインの作り手は亡くなり、そのレシピのものは二度と飲めないという希少価値が生まれるからです。
現物資産としてよく耳にするもの
- お酒
- 靴
- 古銭
- 記念硬貨
- 切手
など
私は、モノ珍しいものが好きなので、つい買ってしまい、使用せずに置いていることがあります。
じつは、この行為そのものが資産運用に似た効果を生んでいるのです。
ラフロイグの運用
私はウイスキーが好きで、特にラフロイグという非常にクセの強いイギリスのウイスキーを集めています。
そんなある時、ラフロイグの18年間熟成したウイスキーが廃盤になりました。
私はとてもショックで、手元にあるこのお酒が空いたら、もう二度と飲めない…というのが嫌で、結局ボトルを開封しないまま、7年が経ちました。
7年という時間が経ち、インターネットでも同じお酒が買えないかと思い、ラフロイグ18年を探しました。
探した結果、このお酒はインターネット上では販売していたのですが、その価格に驚きました。
購入当時は売価が9,000円弱だったと記憶していますが、インターネット価格はなんと「約30,000円」まで膨れ上がっていました。(※2020年12月1日現在)
価値として、およそ3倍だったのです。
もちろんインターネットサイトによって、箱がついているかどうかなど、どういった管理をしているのかで、金額に差はあります。
しかし、それでも「約30,000円」前後でした。
資産運用として考える「モノ」
ウイスキーに限らず、ワインの古酒や有名人(特にお亡くなりになられた方)のサイン入りのモノなど、保有するだけでそのモノの価値が上がっていく場合があります。
本物のコレクターの方からは、批判が来るかもしれませんが、原理を考えれば資産運用と同じなのです。
私は、古びたものを集めるのが好きな性格なので、最近だと延期か中止になるか分かりませんが、東京オリンピック2020の記念硬貨(銀貨)を購入しました。
これは、将来的に価値が上がると考えたからです。
さらに今回のオリンピックは新型コロナウイルスの影響で2020年には開催されなくなりました。
よって、だいぶ先にはなると思いますが、20~30年くらい経った頃には、「あの開催されなかったオリンピックの記念硬貨」
として、希少価値が生まれると予想しています。
※普通の硬貨ではなく「銀貨」です。(金貨もありましたが、値段が高すぎて購入を断念しました)
希少価値を感じるものには値がついていきます。
ウイスキーファンド
お酒がお好きな方であれば、お酒を購入して、自宅で飲んだり、外に飲みにいったりすると思います。
少数派ですがワインやウイスキーを「飲む目的」ではなく、「投資目的」で購入している人がいます。
現在、世界的に麦芽や穀物などの値段が高騰しています。
特に、ウイスキーの原料は主に麦芽(モルト)になります。
穀物なので、ウイスキー製造者はこの麦芽を購入しなければなりません。
ここに目をつけた一部の人は、自分たちで飲まず長期で保有して、そのウイスキーの価値が上がるのを待ってから、
売却しようと考えたのです。
このような考えを持つ人がどんどん増えています。
そして、今から2~3年前くらい前に、スウェーデンの金融庁がウイスキーを対象にする「ウイスキーファンド」を一般金融商品に組み込んでも良いと、認可したのです
これには、世界中が驚かされました。
おかげでウイスキーの価格が、この数年で約1.5倍くらい上がりました。
飲み手には痛い話ですが、投資家としては良い投資対象となりました。
5大ウイスキー産地
- アメリカ
- イギリス(スコットランド)
- アイルランド
- カナダ
- 日本
昔はこの5つの地域が主なウイスキーの産地と呼ばれていましたが、現在はこの5つの地域だけではなく、世界中の地域でつくられるようになりました。
特に、アフリカ産やインド産のウイスキーは、飲んでいて独特な味わいがあり、楽しめます。
小さな蒸留所が世界中にたくさんできたので、大量生産ができる蒸留所から、小規模な生産しかできない蒸留所までピンキリです。
ウイスキーによっては、廃盤ではなくても価値の高いウイスキーも存在します。
そもそも高いウイスキーの場合、入手できたとしても、値段が張ります。
そこで、ウイスキーをファンドそして運用する場合は、投資信託と同じように、多くの投資家から資金を集めて高額なウイスキーを購入し長期保有した後に、一定期間が経ったら売却するといった措置が取られるようになると思います。
この動きも投資信託と同じですね。
これからの時代、インフレによって物価が上がっていくことが予想されます。
資産運用として、「現物資産」を検討してみてはいかがでしょうか?
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